上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ばあばさまから第2信です。今回は産科医療に限った崩壊です。

***以下コピペ************

 長野県上田市産院の存続運動を担った母親らでつくる「いいお産を求める母の会」のH
Pから、柳田邦男氏のメッセージを紹介します。

 また、このHPは存続運動を通じて色々な周産期医療の問題に目覚めていく母親達の軌
跡でもあります。


http://blog.goo.ne.jp/keep-s/m/200607
出産・育児ママネットワーク パムに改名◆前いいお産求める母の会
皆様の周産期医療・産科医療に関するご要望、ご意見をお聞かせください。合わせて私達
の活動記録です。


「お産ができない! 激減する産婦人科医」  
メールをいただいたので、掲載します。
 「人間の安全保障」上の大問題と感じます #$%&拝

柳田邦男(やなぎだ・くにお) 「現論」 

昨年春、島根県沖に浮かぶ隠岐の島を訪ねた。町民対象の隠岐学セミナーの講師を引き受
けたのだが、島の人々の悩みごとを聞いて驚いた。
「来年(つまり今年)3月でこの島には産婦人科医が1人もいなくなるので、その先は島で
お産ができなくなるのです」というのだ。

私は事態を想像し絶句した。自分がこの島の若者で伴侶が妊娠中だったら、と。出産の日
を待つとは、みずみずしい期待感に胸がふくらむ思いの日々のはずだ。誰でも胎児の定期
健診や出産を支えてくれる医療機関が身近にあるのをあたり前だと思っている。

島の若い世代は今後、どうするのか。隠岐の島々には約2万3000人が住んでいる。隠岐病
院の産婦人科医は1人だけだった。年間に約130件の出産がある。つまり医師1人が毎月10
件余りの出産を担当してきたのだが、高齢出産の増加により、難しい出産に直面すること
もある。

陣痛はいつ始まるかわからないから、医師は年間を通じて24時間態勢でいなければならな
い。難産後のケア、未熟児のケアもあれば、外来もある。息抜きもできない過労を強いら
れていた。最後まで頑張った医師が事情があって退職するというのだ。

▽米紙も報道
私はそのことが気になっていたので、最近になって、隠岐病院の運営に携わる人に聞い
た。やはりこの4月から産婦人科は閉じられていた。

出産は松江や出雲などの総合病院に行かなければならない。本土まではフェリーで約2時
間半、悪天候で欠航することが多い。出雲までの航空便は1日1便で満席が多い。妊婦は1
カ月位前から、本土に渡り、宿泊先で待機しなければならない。もう1人子がいると大変
だ。経済的にも精神的にも負担が大きい。

町では急ぎ予算を組んで、本土での出産者に宿代・交通費として1人17万円を補助してい
る。今年4月から11月までの出産者と出産予定者は70人に達している。この日本の異常さ
は、最近アメリカのワシントン・ポスト紙にルポ記事として大きく報道された。

この国は壊れつつある。続発する高級官僚、銀行、新興投資企業、一流企業などの不正事
件や、若者や少年少女の凶悪事件。その報道に接する度に、そう感じる。そこに、「安心
して子どもを産み育てられる」ための基盤さえが壊れ始めたのだ。

▽逮捕の衝撃
産婦人科医の減少が加速している。高齢出産などによる異常分娩(ぶんべん)や障害児出
産の増加の中で、産婦人科医が医療ミスを提訴される例が全診療科の中で一番多いため、
若い医師が産婦人科医になりたがらないのだ。とくに昨年福島県で帝王切開のミスを問わ
れた医師が逮捕、起訴された事件は、研修医や医学生に衝撃を与えた。悪意でないのに凶
悪事件と同じに扱われるのはいやだと。

毎年4月に全国の大学病院産婦人科に入局する新人医師数は、3年前までは300人前後だっ
たが、今年は100人近くも激減し213人だった。大学病院の産婦人科は自らの診療態勢の維
持が精いっぱいで、地域への医師派遣に苦労している。

産婦人科医が過労に陥らずに安定した診療を行うには、1病院に常勤医が2人以上必要だ。
だが、大学病院以外の病院・診療所の産婦人科医数は昨年7月現在で、1施設当たり平均
1.74人。1人きりの施設が多い。しかも、全国の産婦人科医の4分の1は60歳以上。10年後
を考えると、慄然(りつぜん)とする。

隠岐の島では町長らが医師探しに奔走した結果、県立病院が産婦人科医を増やして、今年
11月から隠岐病院に2人常勤態勢で派遣することになった。1人は海外で勤務中の島根出身
の女医で、ネットで事情を知り、帰国を決意したという。

隠岐の島の事態は全国に共通する。安心して子を産めない地域は若者に見捨てられ、荒廃
する。それは国土と精神の荒廃につながる。この国は言葉では郷土愛を謳(うた)うけれ
ど、未来を担ういのちの誕生を、本気で大事に考えているのか。国の少子化対策は、この
問題を視野に入れていない。出生率低下は進むばかりだろう。国、自治体、医療界、医学
教育界が挙げて取り組まなければ、手遅れになる。(ノンフィクション作家)

=柳田邦男氏の略歴=やなぎだ・くにお 1936年栃木県生まれ。東大経済学部卒。N
HK記者を経て作家活動に。災害、事故、科学、医療問題などをテーマに執筆。著書は
「マッハの恐怖」など多数。

以上、【信濃毎日新聞】への掲載は、06年7月2日朝刊


 柳田氏が後半で触れている「福島県で帝王切開のミスを問われた医師が逮捕、起訴され
た事件」とは、今年2月20日に逮捕・起訴された福島県立大野病院の産婦人科医の件で
す。

周産期医療の崩壊をくい止める会
http://plaza.umin.ac.jp/~perinate/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?page=FrontPage


 さて、この周産期医療の崩壊をくい止める会のHPのトップページには、下記の衝撃的
な声明文が載っていますので紹介します。

(引用開始)
神奈川県警による堀病院強制捜索に関して(2006/8/24)
 神奈川県警が堀病院を保健師助産師看護師法違反の疑いで強制捜索しました。

 助産業務を行えるのは、保健師助産師看護師法第3条・第30条により、医師・助産師
に限られています。

 このため、助産師以外の看護師が内診を行うことは、保健師助産師看護師法に違反する
という通達が、2002年1月14日及び2004年9月13日に厚生労働省医政局看護課長名で出され
ていました。

 しかしながら助産師不足の病院・診療所において、助産師資格を持たない看護師により
内診が行われる場合がやむをえず存在していました。

 この理由は、24時間365日対応が求められる産科現場において、助産師が複数勤務して
おらずかつ産科医師が分娩中の場合など、毎回の内診が助産師か医師によって行われるこ
とが現実的に不可能なためです。

 産科現場の現状と乖離した通達に対し、日本産婦人科医会をはじめ様々な団体から通達
撤回要求が出されている一方で、助産師・医師のみに内診を限るべきという意見もあり、
助産師数問題は、根本的な解決策である助産師数の増加にむけて助産師養成制度を改革す
る方向で、制度改革へ向け現在協議中でした。

 このような中、保健師助産師看護師法違反という容疑で、神奈川県警により強制捜索
が、神奈川県最大の分娩施設、堀病院に対して行われたのです。

 神奈川県の産科医療は、本事件を契機に崩壊する危険性があります。

(引用終わり)


 いかがでしたでしょうか。かなり衝撃的な予言が書かれています。
 しかしこれは、脅しでもなんでもなく、崩壊してしまうだろうと私は感じています。
 
 なぜなら堀病院では年間3000人の出産があるからなのです。仮にこの病院が閉院と
なると、3000人の妊婦さんが生む場所を失うことになり、出産難民となるからなので
す。残念ながら神奈川県でこの3000人の妊婦さんを受け入れられる施設はありませ
ん。県下のどの施設もギリギリだからなのです。

 また、堀病院が強制捜査されるのを目の当たりにした、これまで辛うじて産科医療に携
わっていた開業医院・診療所は産科を辞めるでしょう。ということは、あちこちに新たな
出産難民が出るということです。

 病院のドミノ倒し が起こるでしょう。
 どういうことかというと、一つの病院Aが潰れると、その病院が受け入れていた患者
は、次の病院Bに殺到することになります。しかしB病院に余裕があるわけではないの
で、B病院の勤務医達はただでさえ激務である勤務が、殺到するA病院からの患者の診療
が加わることでさらに過酷な勤務になり、堪えきれなくなったB病院の勤務医が潰れてし
まうのです。

 B病院が潰れると、A病院・B病院に受診していた患者達は次の病院Cに殺到します。
当然C病院が持ちこたえられるわけがありません。C病院が潰れると……

 このような過程を辿って、地域の医療が崩壊します。
 そして、他県に累が及びます。神奈川県の産科医療が崩壊したら、東京都をはじめ近県
に神奈川県から出産難民が流出することになります。しかし、東京都だって産科医療は
今、ギリギリの状態ですから……

 
 では、次回は木曜日あたりになります。

***以上コピペ************

とにかく、身近な調査が必要です。
今日、早速、竹薮の所属する組織の東京と神奈川での調査を依頼しました。
たとえば、今竹薮の生活エリアでお産のできる2軒はどういう状況にあるのか。
そういうことを調査する。そこでお産した人を取材する。

一地方自治体で50サンプルとして、東京だけで2000近く集まると思います。
医療者にも調査しましょう。それでかなりわかると思います。

戦争は悲惨だ、いやだつらい、と言ってるだけでは戦争はなくならない。それと同じです。
医療者の発信を意味あるものに読み替えていく作業が必要です。そこから提案が生じます。
ROMのみなさまも、話を聞ける医療者がいたら、話を聞いてみて下さい。そして投稿して下さい。
スポンサーサイト

【2006/08/28 22:35】 | 未分類 トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。