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医療の問題を考えていて、ふと考えたことがある。

国のサービスの基準ということだ。
戦前から戦後にかけて、いや明治からだろうけども。
公共サービスがめざしたことは、人々が餓えない、凍えない、字が読めて、計算が出来て。。。
という国民のある程度のラインをキープするということだ。義務教育やライフライン、国民皆保険などがその実践だ。予防接種もそうだな。

それは実現したと思う。
ほとんどの子が高校に行き、大学でも50%の進学率だ。(わたしのときは20%前後だった)
お産も、その一例だと思う。かつて、地域の中で行われたお産。それが病院で産む変化して周産期の死亡は著しく減った。

これをナショナルミニマム(国基準)という。

しかし、豊かになった生活と意識、それと裏はらに破綻した財政の状況下で、各人各様の「もっといいもの」が求められる。お産でいえば、今日中に生みたいという過剰な介入や、自然を求めるお産だ。

ナショナルミニマムを達成するシステムは一律の給食のようなサービスを提供するのだ。そのシステムにもっとを求めても無理だ。そんなところにも、この問題のアプローチはあるだろう。
義務教育の人気が落ちて、お受験が流行るのも同じだ。学校の先生はくたくた。塾の先生もくたくた。M教員(問題教員)とよばれる人のなかのウツ病者は増えているときく。

現場のサービス提供者とサービス需要者が手を結んで国の一律的なデザインに抗して独自のデザインを組み立てればいいわけだ。それがシビルミニマム(市民基準)となるはずだ。医療者は、地域の行政職と市民にこそ、訴えるべきであって、市民を敵にすべきではない。

このブログのやり取りをみて情報を下さった方がいる。実践例の紹介だ。
武蔵野市医師会の実践例
http://www.musashino-med.or.jp/city/city.html

ここの「市民の皆さんへ」から「日本の医療を正しく理解してもらうために」へ進んでください。
こういう呼びかけをこそ、10年20年続けるしかないわけです。

その方のコメントから引用させて頂きます、カッコ内は竹薮のコメントです
『これまで勤務医から発信がほとんどなされなかったことは、御指摘のとおりです。勤務医が忙しすぎることだけでなく、医師のメンタリティや歴史的、制度的背景にも原因があり、コミュニケーションおよび知識の非対称性(医師は市民にいってもわからないと思っているということ)をすぐには改善できないのではないかと危惧しております。しかしながら、私の周囲の多くの真面目な医師たちは、患者さんや国民の皆様に現状を正しく伝え、共に考えていかなくてはいけないと真剣に考えています。医療関係者と一般の方をつなぐNPO立ち上げに関わりつつありますが、前途多難です。』

専門領域の問題はそこにいる人にしかわからない。竹薮が生徒の親に怒るのと同じだ。しかし、怒りは伝え続けなければならないし、伝えられなかったら伝え方が悪いのだという基本姿勢は崩しては行けない。医療者と被医療者をつなぐ組織は大事だと思う。コーディネーターというものだ。そういうものを地道に立ち上げてる。一つの院内で実践していくしかないのだと思う。

だれか圧倒的な人に、理解を得て一刀両断にやってもらおうと思ってないか?
自分でやるしかないのだ。

その意味で、医師も教員も「運動論」「組織論」を学んでおくべきだったね。
医師は医療しかしらないカッコ付きの「専門家」なんだ。だから発信できなくても当たり前なのかもしれない。その意味で、この方の試みを応援したいと思う。竹薮でできることがあれば、メッセージください。やりますよ。
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【2006/09/07 23:47】 | 未分類 トラックバック(0) |

はじめまして
Dr. I
はじめまして。
循環器内科医のDr. Iと申します。

発信するのは専門ではありませんが。
少ないながらも、現場の医師の声を伝えられたら良いな、と思ってブログをはじめてみました。

今後とも、よろしくお願い致します。

ようこそ
竹薮みさえ
いらっしゃいまし。
こちらこそ、よろしくお願いします。
早速二つ記事をふたつ拝読しました。わたしは心筋梗塞の系統です。
父も兄もきゅっとなくなりました。わたしもそうだと思いますが、あと20年くらいは元気で生きていようとおもっています。先生にお世話にならないようにね。

そのためにはメタボリックシンドロームから抜けなくてはなりません。
がんばります。

話がそれました。よろしくお願いします。

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この記事へのコメント
はじめまして
はじめまして。
循環器内科医のDr. Iと申します。

発信するのは専門ではありませんが。
少ないながらも、現場の医師の声を伝えられたら良いな、と思ってブログをはじめてみました。

今後とも、よろしくお願い致します。
2006/10/06(Fri) 23:18 | URL  | Dr. I #sSHoJftA[ 編集]
ようこそ
いらっしゃいまし。
こちらこそ、よろしくお願いします。
早速二つ記事をふたつ拝読しました。わたしは心筋梗塞の系統です。
父も兄もきゅっとなくなりました。わたしもそうだと思いますが、あと20年くらいは元気で生きていようとおもっています。先生にお世話にならないようにね。

そのためにはメタボリックシンドロームから抜けなくてはなりません。
がんばります。

話がそれました。よろしくお願いします。
2006/10/06(Fri) 23:42 | URL  | 竹薮みさえ #-[ 編集]
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