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さて前回、医者が治療をどういう過程を経て行っているのかを紹介するといいましたが、その前にもう一つ説明すべき事があります。

 前回は患者側から見た医療崩壊でしたが、これだと、「何だ、医者の数を増やせばいいじゃないか」ということになりますよね? 今、色々な都道府県で、医学部の定員を増やそうと動いています。ところが、それだけでは何にもならないのですよ。

 で、そのことについてご説明します。

 私の勤めている重度知的障害児・者の施設にも、今年新人が1人入ってきました。彼女は、学校で施設実習を3週間×3回こなしてきたのだそうです。そして、介護福祉士の免許も持っています。
 が、実戦で安心して任せられるか? と訊かれると「?」がつきます。
 なぜか?

  確かに基本的なことは学んできていますが、現場はすべて応用問題ばかりでして、一つとして教科書に載っているような事例はないのです。人の障害の程度・性格・境遇・行動パターン・抱える問題etc は、千差万別ですから、杓子定規に人に対応するわけには行きません。

 また、たとえば、私が「やったらアカンでしょ?」と利用者さんに話すと相手が素直に応じたとして、それと同じ言葉を同じ状況で新人の彼女が話したとて、利用者さんは素直に応じないことが往々にしてあるのです。逆に、パニックを起こしかねないことだってあります。それが、経験と知識・知恵の差なのです。私、20ん年選手ですしね。

 そう言う訳なので、新人は時に厳しく、時に優しく、時に慰められ、時に落ち込まされるなどして、先輩諸氏に鍛えられることで、いつしか一人前になるのです。そして、新人を育てるもう1人の主役は、利用者さん達です。我々職員は、利用者さん達によって育てられる面も、とても大きいのです。

 はっきりいって、新人1年生に利用者さんを安心して任せるなんて、出来ません!
 何しでかしてくれるか分かったものではないですから……
 新人1年生には出来る範囲、安心して任せられる範囲のことをやっていただいています。利用者さんの為に。
 そして、先輩諸氏は、いつでも新人の行動を観察しています。早く育ってもらわん事には、安心できませんからねぇ。戦力にもならないし……


 さて、前に参考資料として3冊の本を紹介しましたが、どの本にも「研修医」「実習生」「レジデント」という言葉が出てきたはずです。これらの言葉は、まぁ「レジデント」はそうとはいいにくいですが、「医者の卵達」を意味します。

 これらの医者の卵達は皆、医師の国家試験を合格しており、世間では「医師」としてみなされますが、実際は、安心して患者の前に出せない段階の方々といえます。 (んなこというと、思いっきり怒られそうですが……)

 じゃぁどうするんだ!? と思うでしょ?

 医師免を獲得した医者の卵達は、実際の病院で「指導医」という名の常勤の勤務医達の厳しい指導と監視下の元、実際の患者さんを相手に修行するのです。

 森本梢子著のマンガ「研修医なな子」集英社 を読まれた方は、医者の卵達の修行の一端を理解されたと思いますが、注射の打ち方から、実戦の薬の使い方から、手術のイロハから、医者の心得から、患者さんとの関わり方から、およそ医者として必要なことすべてを、指導医について学んでいくのです。

 私の知り得たところでは、医者として覚えることって膨大な量なんです。そして、人間の身体って千差万別なんですね。薬や手術や治療に対しての色々なことも、人によって効果に違いがあるようです。そして、これらの事は教科書には載っていないことが往々にしてあります。

 これらの実際のところは、やはり患者さん相手に実地にやらないことには、場数をふまないことには身につかないのです。名医は一日にして成らず!!! なのです。

 ちなみに、安心して患者の前に出せるまでに必要な修行年数は、医師免をとってから最低4年です。大学医学部に入ってから10年かかりますかね。もっと必要な場合もありますけどね。昨年から研修医制度が変わったので、修行年数は2年ほど延びますね、多分。

 さて、ここまで説明すれば、医者の卵達の修行に、「指導医」としての常勤の勤務医が必要不可欠であることは、充分におわかりいただけたと思います。

 医者の卵達にとって、病院に常勤の勤務医がいないということは、一人前の医師として必要な修行が出来ない!ということです。医者の卵達にとって、色々な症例を経験することは、必要不可欠なものです。が、これは「指導医=常勤の勤務医」が居てこそ出来るものなのです。患者としても安心して治療を受けたいですからね。

 今、全国の病院で起こりはじめている「医療崩壊」は、医者の卵達の修行に重大な危機をもたらしはじめているのです。

 今、病院に勤めて頑張って堪えて勤めている勤務医の医師の方々が、これ以上バーンアウトしないように勤務し続けていただくことは、医者の卵達の未来にも重要な要素なのです。ひいては、我々患者側にとっても重要なことであることはいうまでもありません。

 何度目かに読み返したリチャード・カリール著「外科医」という本に、産科医療の崩壊が起きたときの患者の行動について書かれていたので、次回はそれについて紹介します。
 
 医者が治療をどういう過程を経て行っているのかは、その次に紹介しますね。
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【2006/09/30 21:33】 | 未分類 トラックバック(0) |

ばあば様
ラックス
ばあばさま
一連のシリーズ、ひと区切りがついてから感想をと思っていたのですが、ちょっと待ちきれず途中で乱入いたします。

危機的な医療現場、そしてその最前線の医師、よほど強靱な精神と体力と使命感がなければ務まりませんね。
そんな過酷な仕事なのに、なぜ世の中のお医者さんは自分の息子・娘に跡を継がそうとし、その手始めに医学部入学に少しでも可能性が高まる高偏差値中学に入れようとするのでしょうね?
小学生の一日6時間睡眠を当然とし、小3からお稽古ごとをやめさせ、いっさいの家事手伝いを免除し、テレビもマンガも映画も見せず、入試に出そうな本だけを選び読ませてまで15年計画を推し進める「医師にしたいエネルギー」の源はなんなんでしょう?

晴れて高偏差値中学→高校に入った我が子の成績が下がれば、自宅の一室をICUと名付け、我が子を締め上げ、我が子が家に火を放つほど追いつめても医師にしたいというパワーはいったいどこから来るのでしょう?

私の勤め先はそういう家庭の需要で成り立っているといって過言ではありません。
ひと家庭や2家庭の過去の極端な例を述べているのではありません。もうもう、毎年毎年、腐るほど見てきています。
そうでない医者一家もあるでしょうが、そうでない家はこのゲームに参戦していないから私の目に入らないだけかなあ?
それにしても多すぎる。

さらに、跡を継がせるだけでなく、
歯科医は、我が子こそは歯医者じゃない「ちゃんとしたドクター」になってほしいと切望し、
皮膚科の医師は、娘は外科医(できれば脳外)になってほしいと熱望し、
私立医学部出の医師は、息子こそ日の当たる国立(できれば旧帝大)医学部を出てほしいと願い長期計画がスタートしたりする。
すごい向上心です。

政治家に2世・3世が多いように、医師という仕事には、他人には譲りたくないよっぽど美味しいことがあるんだろうと、私は思っていました。



とおりすがりの医学生
>そんな過酷な仕事なのに、なぜ世の中のお医者さんは自分の息子・娘に跡を継がそうとし、その手始めに医学部入学に少しでも可能性が高まる高偏差値中学に入れようとするのでしょうね?
>小学生の一日6時間睡眠を当然と、小3からお稽古ごとをやめさせ、いっさいの家事手伝いを免除し、テレビもマンガも映画も見せず、入試に出そうな本だけを選び読ませてまで15年計画を推し進める「医師にしたいエネルギー」の源はなんなんでしょう?

医学部に入ると実習ということで大学病院や市中病院をまわったりします。そのとき先生方から口をそろえて言われるのですが、「君たちこれから大変だよ、私も子供が医者になりたいといったら絶対反対する。」とおっしゃる先生ばかりでした。おそらく最近は勤務医の親で子供を医者にしたいという人は少数派なのではないでしょうか?開業医の方は他の自営業と同じように自分で築きあげたものを子供にあとを継がせたいとか地盤があるからそれほど大変でもないとかあると言うことはあると思いますが。私も医師の仕事の過酷さには実際に現場で目の当たりにして驚いた面があります。正直、1流企業と呼ばれるところに勤めた方がよっぽど割に合うのではないかと最近思っています。このまま医師が世間から誤解され報われないような世の中ならば医師免許を持って普通のサラリーマンや公務員などに転向しようと思っている今日この頃であります。ちなみに親御さんが歯医者の方は昔、自分が医者を目指していて学力的に無理で医者にあこがれているという人が多いという面もあるのではないかと思います。実際今の歯学部の学生の中にもかなりの人数の人が医学部を目指していたが・・・・という人がいます。また、歯科はいま人あまりの状態で開業しても食べていけるかどうかすらわからない状況にあるので親御心としては余計そうなのではないでしょうか?それと医者は結構みな受験マニアというか学歴主義というかそういう面がありますので私立の方ならやはり国立の医学部へ、皮膚科の医者なら外科医などメジャーな科へといった傾向というかコンプレックスがあります。何かおいしい話があるというよりは私立や皮膚科ってちょっとかっこ悪い(すみません私大出や皮膚科の先生)という感覚がやはりいりますので・・・・自分の子供が恥ずかしくないところにいってほしいというのもやはり親心でしょう。しかし最近はそんなかっこいいかっこわるいということよりも本当に割に合わないということが多くなってきているので先にあげたように「子供が医者になるのは絶対反対!」という医者が多数派になってきているのだと思います。
何かちょっとつらつらと書いてしまったので文章にまとまりがなく申し訳ありません。

それから
とおりすがりの医学生
医師が高給だといわれてますが、最近はインターネットで色々資料が手に入るようになり以下↓のように仕事の責任や労働環境などが全然医師よりも軽いのに(時給に換算すると)はるかによい高給をもらっている公務員系病院事務や看護師(あくまで公立病院です。)の実態が知られてきており、医師もこれをみて皆ビックリしているようです。おそらくこれに賞与などを加えたら年収1千万を超える事務や看護師の方が続出となることと思います。

新潟県 平成13年度 県立病院統計 p171
看護師 平均年齢 38.2歳 平均月収 55万4839円
準看護師 平均年齢51.5歳 平均月収 69万8658円
新潟県立松○病院
看護師 平均年齢 40.6歳 平均月収 69万6531円
準看護師 平均年齢 48.9歳 平均月収 75万9238円
中卒準看護師でも年収 1000万が現実にある。

http://www.pref.iwate.jp/~hp0102/01_kyuyo/kyuuyoteisuukannri.pdf#search='%E7%9C%8C%E7%AB%8B%E7%97%85%E9%99%A2%20%E7%9C%8B%E8%AD%B7%E5%B8%AB%20%E5%B9%B3%E5%9D%87%E7%B5%A6%E4%B8%8E'
岩手県
看護師が68.5万  平均 38.2歳
岩手県 (事務) 37.8歳 741918円
P13にありまつ。

平成13年度の県立病院年報だ。
某A病院 事務職員 平均年齢51.4歳 平均月収額84.5333円 同じく 準看護師 48.9歳 759238円
     医療技術員(放射線とかのことか?) 44.2歳 731084円
     看護師 40.6歳 696531円



じゃりんこ知恵
新人育成は、医療でも福祉でも課題でしょうね。医療が崩れると、当然福祉も崩れます。勤務医は、やはりキツイ事が多いでしょうね。おいしいのは、そこそ流行っている開業医あたりでしょうか?。でも、そんなお医者ばかりだと、重症患者、長期療養患者の行く場所ありませんよね。やはり各地の総合病院がしっかりしてくれないと。本当にのたれ死にしなくなるかもしれません。怖ろしい国になりつつあります。
この国は‥。


ラックスうーマン
とおりすがりの医学生さん、はじめまして。
コメントにコメントいただきありがとうございました。

昨日投稿したあと、なぜ医師が子どもを医師にしたがるかについて、「経済的に美味しいこと」以外にもう1つ思い当たったので、今回ちょっとそれについて聞いてください。

ある両親医師(但しお母さんは医師免許を持っているが今は専業主婦)の息子が、ちょっと勉強のしすぎでややこしい行動を起こしだしたので、塾講師としてお話を伺ったとき、お母さんがおっしゃったこと。
「一族親戚医師だらけで、私も夫も医師の世界以外を知りません。医師のような知識や技能に裏付けされた資格を持つ職種以外の仕事に就くって事がどういうことなのか想像がおよびません。あの子がそういう資格なし・人間性勝負の世界でやっていけるとは、とても思えないのです。」
こういう発言は、このお母さんからしか聞いていないので、今のところサンプル1です。だから多くの人がそうだとは言えませんが、案外こういう発想が医師一家にあるのかも・・・と思いました。
我が子の人間性うんぬんの可能性を10才前の子につけて、15年後の資格を目指すところがすごいです。

激務の勤務医の方が、接する人間が「同僚医師」・「患者」・「看護師などその他の医療関係者」というせまい世界に限られてしまいますね。
そうすると、その3つの中ではダントツぶっちぎり医師の立場(身分)が上というのがあって、その狭い世界でしか子どもの職業を選べない(知らない)から、それなら何が何でも医者にするぞ!という仮説は成り立たないでしょうか。あはは「患者」という職業はありませんが、そこは突っ込まないでね。

最近は「チーム医療」とか「医療スタッフ」とかいう概念やシステムが進んでいるそうですが、どうもお医者さん(特に開業医)とその配偶者の平素の発言を聞いていると、まだまだ先の話のように思います。

あのう・・・いち市民としては、ベテラン中卒准看護師が年収1000万でも「へ~そうなんだ~」です。(笑)
でも、割があう・割があわないが、患者の生死を判断する責任の重さに対してなら、ほんと、そうですね。
でも、小学校4年生から大学受験までの塾代、目玉飛び出る私立医学部の授業料・医師をひとり養成するのに投入される税金とかに対して、割にあう・あわないというのなら、なんだかオヨヨという感じがします。これはもう今後ますます割があわなくなるのは食い止められないように思います。
割にあうことを楽しみにして医師になった人は「損」ですね。(笑)

ああ、、でも国の税金の使い方自体が、あらゆる方面で「割にあうかどうか」だからなあ・・・。
案外、「割にあうかどうか」が今の日本の基準かもしれませんね。哀しいね。

とおりすがりの医学生さんは、医者一家の人かなあ?それとも初代?どっちやろ~~なんて下衆な事を妄想をしつつ書き込んでます(笑)

ばあば様、
医療崩壊を広い視点から切り込んでいらっしゃるのに、とても些末な一面だけを掘り起こしてしまって、申し訳ありませんでした。
続きを楽しみにしています。


とおりすがりの医学生
どうもはじめまして、ご返事ありがとうございます。
他の職業を知らないからってのは大いにあるかもしれませんね。医者って意外と他の業界については無知ですし、医師になるまで医師なってからも頑張ってきていますので医師という職業にそれなりのプライドを持っているようです。ですから今まではやっぱり子供も医師にしたいというような方が多いのでしょうが昨今はさすがに・・・・・・・。家族・親戚に医療関係者がいない人も昔の医師はよいというイメージがあって実際来て見てビックリという感じの人は結構いるようです。私は色々思うことがあって、親からは大反対されましたが(今でもこころよく思ってないようです(笑))医学部にきました。大変だというのはわかっていたのですがそれでもやはりここまでひどいとは思いませんでした。(ちなみにうちは親戚一同医療関係者はいません。)最近は他業種の友人も結構いていろいろちらほらと聞くのですが、それとも比べてみて、もし自分が将来子供を持つようになって子供が医者になりたいと言い出したら嬉しくはあると思いますがやはりとめると思います。
それから
>中卒準看護師でも年収1000万が現実にある。
は最近、他の掲示板でよく見られるものをそのままコピペしてきたもので私のコメントではないので・・・・(といっても公立病院なので全国赤字で大変といってるその穴埋めは全て納税者の皆様の税金から出ているわけで、まぁ、納税者の皆様がそれでいいとおっしゃるのならば全然かまわないのですが・・・)
それから医師に投入されている税金についてはよく国立大学生は卒業までの税金に1億かかるといわれてますがこれも最近ネットで大学の経営収支などの資料が見られるようになりそれをみると全くの嘘で他の工学部とたいして変わらない(設備の面などを考えるとかえって工学部の方が税金がかかってる?)ということが知られてきています。私立についてはよく知りませんが病院運営の赤字を授業料でどうやら埋めているというのが実態のようです。慶応などは他学部からの収入でそれをまかなっているので安くすむらしいですね。
あと割に合うあわないについてはもちろんお金のこともありますが、どちかというと医師などの間で割に合わないと思われているのはマスコミの扱いやそのマスコミの報道によってつくられた世の中の医師に対するイメージの悪さとそれに伴い結果が悪かったらすぐ医療過誤・医療訴訟という風潮、それと頑張って頑張って危険な症例を扱えば扱うほど逮捕されて刑事責任を問われる可能性が高くなっていることなどなどが大きいようです。やはり昨今の報道などを見ていると私もこれは非常にやる気がなくなるなぁと思うことがしばしばあります。
つい最近、医師免許がないのにレーザー脱毛をして医師法違反で逮捕されていた人がいたと思います。このように医師免許がないと結構できない行為は多いですし、一部の企業では健康などは大きな市場なので医師免許保持者を率先してとるようなところもあるようです。探せば臨床の場以外でも食べていくところ(というか楽して儲ける?(笑))は確かに色々あるようなのですが、やはり皆もともとは医療に熱意を持ってこの世界にきておりそういうのは邪道だと思っていて流れる人は今はまだ極少数(少なくとも私の周りにはいません。)のようです。しかしその熱意が認められないような昨今の事情だと今後はどんどんそういったところへ人が流れてしまってますます臨床の場が大変になるのかなぁと思っています。
実は今試験中でしてそろそろ登場はこの辺にしときたいかなぁとおもいます。(笑)お付き合いいただきありがとうございました。<(_ _)>

激しく横レスですが
通りすがり
>ラックスさま
横レスですが、ここのブログに(小さな文字ですが)長崎県の小児科勤務医に
アンケートした結果が出ていますので、ご参考まで。

http://chisato.cocolog-nifty.com/ci/2006/08/post_5cd5.html

因みに、勤務医と開業医ではやはり考え方が大きく違うと思います。


NATROM
開業医と勤務医の違い、あるいは、科ごとの違いをご理解ください。私は勤務医ですが、少なくとも私の子供には臨床医になることを勧めません。通りすがりさんがすでに指摘していますが、長崎県内の病院小児科医のアンケートの結果を以下に引用します。

>今年3月、長崎県内の病院小児科医を対象にアンケートを行った長崎大小児科医局長(当時)の宮副初司医師は言葉をなくした。「子どもが医師になるとして小児科医を勧めますか」という質問に、「はい」と答えた医師が、58人中1人もいなかったのだ。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/ansin/an4c0101.htm





勤務医2
開業医がどうして子供を医者にしなければならないのか?実は子供が医者にならなければその医院、病院はつぶれてしまうからです。自分の代だけでは払いきれない借金を抱え、子供が医院、病院を継ぐことが前提で運営しているからです。まあ、それももうすぐ許されないことになりそうですが・・・


ばあば
 ラックスうーマンさん、じゃりんこ知恵さん、私たちの仕事も私たちの分野について知らない人から受ける質問は時として、「何いってんの、アホちゃうか?」というものもありますよね。

 でも、質問をする方からすると、その人が客観的事実と思い込んでいる思い込みから来る純粋な疑問だったりするわけです。そんな質問にも丁寧に答えることから、我々の仕事に対する理解者を増やすことになるんですよね。

 とおりすがりの医学生さん、通りすがりさん、NATROMさん、勤務医2さん、コメントを寄せていただき有り難うございます。私にも勉強になりました。

 私の医療崩壊についての投稿はしばらく続く予定です。もしお暇なときがありましたら、覗いてやって下さい。そして、批判などありましたらコメントをお願いしたいと思います。m(_ _)m


一一般人
医学部が人気なのはただ単に「最も難関だから」じゃないのかな?それほど深い理由があるとは思えないのですが。
 他の人より優秀であることを示したいから医学部に行って、受かって喜んで、数年後に実態を知ってがっかりする。自分の知る限りではそういう人が多いように見受けられました。


Yosyan
経験4年程度の医者では安心して患者の前には出しにくいですね。やっと「普通にやれば治る」レベルの患者を任せられる程度でしょうか。一人前となると10年は欲しいところです。10年経験すれば「自分では手に余る」の判断が冷静に出来るからです。自分で出来る範囲、能力の見切り能力も非常に大事で、これが出来ないと大惨事を招きます。


ばあば
 一一般人さんのおっしゃる

>医学部が人気なのはただ単に「最も難関だから」じゃないのかな?それほど深い理由があるとは思えないのですが。

 というのも、ありがちな理由のような気がしますね。
 私にしても、人様から奇特な人扱いされるけど、成り行きと「面白そう」という単純な理由から福祉業界に入ったんだし。私の周囲の同僚達も似たり寄ったりだし……

 あんまり熱い思いを持って臨むと、かえって挫折が早そうな気がするのは私の思い込みかしらん。距離感は必要だと思うけど。


ばあば
>一人前となると10年は欲しいところです。10年経験すれば「自分では手に余る」の判断が冷静に出来るからです。自分で出来る範囲、能力の見切り能力も非常に大事で、これが出来ないと大惨事を招きます。

 Yosyanさん、ありがとうございます。
 そうですか、10年は必要なのですね。その10年間に様々な経験を積む必要があるわけですね。

 自分の能力を客観的に冷静に判断して実行に移すのに……10年かかる、納得できるけれども。

 一人前になるための10年間をまともに送ることが出来るシステムが、今は風前の灯火であるということ、先輩諸氏の経験から編み出された技術や知恵やコツの伝達が難しくなりつつあること、これが医者の卵達にとっての医療崩壊なのでしょうね。


元田舎医
>>ばあばさん
初めまして。
的確な医療の現状認識を、わかりやすい文章で綴ることができる才能にいつも敬服しております。

で、最も端的に、指導医がいなくなった研修病院がどうなるか、を体現したのが舞鶴市民病院ですね。
明日、10/7(土)22:00~23:30にNHK教育で放送予定の
ETV特集 なぜ医師が立ち去るのか~地域医療・崩壊の序曲~
http://www.nhk.or.jp/etv21c/index2.html
にも出てくるらしいです。


ばあば
 元田舎医さん、過分なるお褒めの言葉、ありがとうございます。この問題についてはこれからも続ける予定ですので、批判等ありましたらコメントをお願いいたします。

 鶴舞市民病院については、私も関心を持って見ています。

 しっかし、北海道のせたな町町長さんといい、鶴舞市長さんといい、どうして現状認識の足りない、想像力のない、理解力のない、人情の機微のわからない人がトップになるのでしょうねぇ。

 全国に誇れる病院や診療所の価値をわからない人って馬鹿だと思ってしまいます。

 そして、自分の発言が相手にどう響くのか計算の出来ない人をトップに持った住民がかわいそうだと、つい思ってしまいます。

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この記事へのコメント
ばあば様
ばあばさま
一連のシリーズ、ひと区切りがついてから感想をと思っていたのですが、ちょっと待ちきれず途中で乱入いたします。

危機的な医療現場、そしてその最前線の医師、よほど強靱な精神と体力と使命感がなければ務まりませんね。
そんな過酷な仕事なのに、なぜ世の中のお医者さんは自分の息子・娘に跡を継がそうとし、その手始めに医学部入学に少しでも可能性が高まる高偏差値中学に入れようとするのでしょうね?
小学生の一日6時間睡眠を当然とし、小3からお稽古ごとをやめさせ、いっさいの家事手伝いを免除し、テレビもマンガも映画も見せず、入試に出そうな本だけを選び読ませてまで15年計画を推し進める「医師にしたいエネルギー」の源はなんなんでしょう?

晴れて高偏差値中学→高校に入った我が子の成績が下がれば、自宅の一室をICUと名付け、我が子を締め上げ、我が子が家に火を放つほど追いつめても医師にしたいというパワーはいったいどこから来るのでしょう?

私の勤め先はそういう家庭の需要で成り立っているといって過言ではありません。
ひと家庭や2家庭の過去の極端な例を述べているのではありません。もうもう、毎年毎年、腐るほど見てきています。
そうでない医者一家もあるでしょうが、そうでない家はこのゲームに参戦していないから私の目に入らないだけかなあ?
それにしても多すぎる。

さらに、跡を継がせるだけでなく、
歯科医は、我が子こそは歯医者じゃない「ちゃんとしたドクター」になってほしいと切望し、
皮膚科の医師は、娘は外科医(できれば脳外)になってほしいと熱望し、
私立医学部出の医師は、息子こそ日の当たる国立(できれば旧帝大)医学部を出てほしいと願い長期計画がスタートしたりする。
すごい向上心です。

政治家に2世・3世が多いように、医師という仕事には、他人には譲りたくないよっぽど美味しいことがあるんだろうと、私は思っていました。
2006/09/30(Sat) 22:57 | URL  | ラックス #-[ 編集]
>そんな過酷な仕事なのに、なぜ世の中のお医者さんは自分の息子・娘に跡を継がそうとし、その手始めに医学部入学に少しでも可能性が高まる高偏差値中学に入れようとするのでしょうね?
>小学生の一日6時間睡眠を当然と、小3からお稽古ごとをやめさせ、いっさいの家事手伝いを免除し、テレビもマンガも映画も見せず、入試に出そうな本だけを選び読ませてまで15年計画を推し進める「医師にしたいエネルギー」の源はなんなんでしょう?

医学部に入ると実習ということで大学病院や市中病院をまわったりします。そのとき先生方から口をそろえて言われるのですが、「君たちこれから大変だよ、私も子供が医者になりたいといったら絶対反対する。」とおっしゃる先生ばかりでした。おそらく最近は勤務医の親で子供を医者にしたいという人は少数派なのではないでしょうか?開業医の方は他の自営業と同じように自分で築きあげたものを子供にあとを継がせたいとか地盤があるからそれほど大変でもないとかあると言うことはあると思いますが。私も医師の仕事の過酷さには実際に現場で目の当たりにして驚いた面があります。正直、1流企業と呼ばれるところに勤めた方がよっぽど割に合うのではないかと最近思っています。このまま医師が世間から誤解され報われないような世の中ならば医師免許を持って普通のサラリーマンや公務員などに転向しようと思っている今日この頃であります。ちなみに親御さんが歯医者の方は昔、自分が医者を目指していて学力的に無理で医者にあこがれているという人が多いという面もあるのではないかと思います。実際今の歯学部の学生の中にもかなりの人数の人が医学部を目指していたが・・・・という人がいます。また、歯科はいま人あまりの状態で開業しても食べていけるかどうかすらわからない状況にあるので親御心としては余計そうなのではないでしょうか?それと医者は結構みな受験マニアというか学歴主義というかそういう面がありますので私立の方ならやはり国立の医学部へ、皮膚科の医者なら外科医などメジャーな科へといった傾向というかコンプレックスがあります。何かおいしい話があるというよりは私立や皮膚科ってちょっとかっこ悪い(すみません私大出や皮膚科の先生)という感覚がやはりいりますので・・・・自分の子供が恥ずかしくないところにいってほしいというのもやはり親心でしょう。しかし最近はそんなかっこいいかっこわるいということよりも本当に割に合わないということが多くなってきているので先にあげたように「子供が医者になるのは絶対反対!」という医者が多数派になってきているのだと思います。
何かちょっとつらつらと書いてしまったので文章にまとまりがなく申し訳ありません。
2006/10/01(Sun) 01:19 | URL  | とおりすがりの医学生 #wsGVfGpw[ 編集]
それから
医師が高給だといわれてますが、最近はインターネットで色々資料が手に入るようになり以下↓のように仕事の責任や労働環境などが全然医師よりも軽いのに(時給に換算すると)はるかによい高給をもらっている公務員系病院事務や看護師(あくまで公立病院です。)の実態が知られてきており、医師もこれをみて皆ビックリしているようです。おそらくこれに賞与などを加えたら年収1千万を超える事務や看護師の方が続出となることと思います。

新潟県 平成13年度 県立病院統計 p171
看護師 平均年齢 38.2歳 平均月収 55万4839円
準看護師 平均年齢51.5歳 平均月収 69万8658円
新潟県立松○病院
看護師 平均年齢 40.6歳 平均月収 69万6531円
準看護師 平均年齢 48.9歳 平均月収 75万9238円
中卒準看護師でも年収 1000万が現実にある。

http://www.pref.iwate.jp/~hp0102/01_kyuyo/kyuuyoteisuukannri.pdf#search='%E7%9C%8C%E7%AB%8B%E7%97%85%E9%99%A2%20%E7%9C%8B%E8%AD%B7%E5%B8%AB%20%E5%B9%B3%E5%9D%87%E7%B5%A6%E4%B8%8E'
岩手県
看護師が68.5万  平均 38.2歳
岩手県 (事務) 37.8歳 741918円
P13にありまつ。

平成13年度の県立病院年報だ。
某A病院 事務職員 平均年齢51.4歳 平均月収額84.5333円 同じく 準看護師 48.9歳 759238円
     医療技術員(放射線とかのことか?) 44.2歳 731084円
     看護師 40.6歳 696531円
2006/10/01(Sun) 02:14 | URL  | とおりすがりの医学生 #wsGVfGpw[ 編集]
新人育成は、医療でも福祉でも課題でしょうね。医療が崩れると、当然福祉も崩れます。勤務医は、やはりキツイ事が多いでしょうね。おいしいのは、そこそ流行っている開業医あたりでしょうか?。でも、そんなお医者ばかりだと、重症患者、長期療養患者の行く場所ありませんよね。やはり各地の総合病院がしっかりしてくれないと。本当にのたれ死にしなくなるかもしれません。怖ろしい国になりつつあります。
この国は‥。
2006/10/01(Sun) 12:51 | URL  | じゃりんこ知恵 #-[ 編集]
とおりすがりの医学生さん、はじめまして。
コメントにコメントいただきありがとうございました。

昨日投稿したあと、なぜ医師が子どもを医師にしたがるかについて、「経済的に美味しいこと」以外にもう1つ思い当たったので、今回ちょっとそれについて聞いてください。

ある両親医師(但しお母さんは医師免許を持っているが今は専業主婦)の息子が、ちょっと勉強のしすぎでややこしい行動を起こしだしたので、塾講師としてお話を伺ったとき、お母さんがおっしゃったこと。
「一族親戚医師だらけで、私も夫も医師の世界以外を知りません。医師のような知識や技能に裏付けされた資格を持つ職種以外の仕事に就くって事がどういうことなのか想像がおよびません。あの子がそういう資格なし・人間性勝負の世界でやっていけるとは、とても思えないのです。」
こういう発言は、このお母さんからしか聞いていないので、今のところサンプル1です。だから多くの人がそうだとは言えませんが、案外こういう発想が医師一家にあるのかも・・・と思いました。
我が子の人間性うんぬんの可能性を10才前の子につけて、15年後の資格を目指すところがすごいです。

激務の勤務医の方が、接する人間が「同僚医師」・「患者」・「看護師などその他の医療関係者」というせまい世界に限られてしまいますね。
そうすると、その3つの中ではダントツぶっちぎり医師の立場(身分)が上というのがあって、その狭い世界でしか子どもの職業を選べない(知らない)から、それなら何が何でも医者にするぞ!という仮説は成り立たないでしょうか。あはは「患者」という職業はありませんが、そこは突っ込まないでね。

最近は「チーム医療」とか「医療スタッフ」とかいう概念やシステムが進んでいるそうですが、どうもお医者さん(特に開業医)とその配偶者の平素の発言を聞いていると、まだまだ先の話のように思います。

あのう・・・いち市民としては、ベテラン中卒准看護師が年収1000万でも「へ~そうなんだ~」です。(笑)
でも、割があう・割があわないが、患者の生死を判断する責任の重さに対してなら、ほんと、そうですね。
でも、小学校4年生から大学受験までの塾代、目玉飛び出る私立医学部の授業料・医師をひとり養成するのに投入される税金とかに対して、割にあう・あわないというのなら、なんだかオヨヨという感じがします。これはもう今後ますます割があわなくなるのは食い止められないように思います。
割にあうことを楽しみにして医師になった人は「損」ですね。(笑)

ああ、、でも国の税金の使い方自体が、あらゆる方面で「割にあうかどうか」だからなあ・・・。
案外、「割にあうかどうか」が今の日本の基準かもしれませんね。哀しいね。

とおりすがりの医学生さんは、医者一家の人かなあ?それとも初代?どっちやろ~~なんて下衆な事を妄想をしつつ書き込んでます(笑)

ばあば様、
医療崩壊を広い視点から切り込んでいらっしゃるのに、とても些末な一面だけを掘り起こしてしまって、申し訳ありませんでした。
続きを楽しみにしています。
2006/10/01(Sun) 14:01 | URL  | ラックスうーマン #-[ 編集]
どうもはじめまして、ご返事ありがとうございます。
他の職業を知らないからってのは大いにあるかもしれませんね。医者って意外と他の業界については無知ですし、医師になるまで医師なってからも頑張ってきていますので医師という職業にそれなりのプライドを持っているようです。ですから今まではやっぱり子供も医師にしたいというような方が多いのでしょうが昨今はさすがに・・・・・・・。家族・親戚に医療関係者がいない人も昔の医師はよいというイメージがあって実際来て見てビックリという感じの人は結構いるようです。私は色々思うことがあって、親からは大反対されましたが(今でもこころよく思ってないようです(笑))医学部にきました。大変だというのはわかっていたのですがそれでもやはりここまでひどいとは思いませんでした。(ちなみにうちは親戚一同医療関係者はいません。)最近は他業種の友人も結構いていろいろちらほらと聞くのですが、それとも比べてみて、もし自分が将来子供を持つようになって子供が医者になりたいと言い出したら嬉しくはあると思いますがやはりとめると思います。
それから
>中卒準看護師でも年収1000万が現実にある。
は最近、他の掲示板でよく見られるものをそのままコピペしてきたもので私のコメントではないので・・・・(といっても公立病院なので全国赤字で大変といってるその穴埋めは全て納税者の皆様の税金から出ているわけで、まぁ、納税者の皆様がそれでいいとおっしゃるのならば全然かまわないのですが・・・)
それから医師に投入されている税金についてはよく国立大学生は卒業までの税金に1億かかるといわれてますがこれも最近ネットで大学の経営収支などの資料が見られるようになりそれをみると全くの嘘で他の工学部とたいして変わらない(設備の面などを考えるとかえって工学部の方が税金がかかってる?)ということが知られてきています。私立についてはよく知りませんが病院運営の赤字を授業料でどうやら埋めているというのが実態のようです。慶応などは他学部からの収入でそれをまかなっているので安くすむらしいですね。
あと割に合うあわないについてはもちろんお金のこともありますが、どちかというと医師などの間で割に合わないと思われているのはマスコミの扱いやそのマスコミの報道によってつくられた世の中の医師に対するイメージの悪さとそれに伴い結果が悪かったらすぐ医療過誤・医療訴訟という風潮、それと頑張って頑張って危険な症例を扱えば扱うほど逮捕されて刑事責任を問われる可能性が高くなっていることなどなどが大きいようです。やはり昨今の報道などを見ていると私もこれは非常にやる気がなくなるなぁと思うことがしばしばあります。
つい最近、医師免許がないのにレーザー脱毛をして医師法違反で逮捕されていた人がいたと思います。このように医師免許がないと結構できない行為は多いですし、一部の企業では健康などは大きな市場なので医師免許保持者を率先してとるようなところもあるようです。探せば臨床の場以外でも食べていくところ(というか楽して儲ける?(笑))は確かに色々あるようなのですが、やはり皆もともとは医療に熱意を持ってこの世界にきておりそういうのは邪道だと思っていて流れる人は今はまだ極少数(少なくとも私の周りにはいません。)のようです。しかしその熱意が認められないような昨今の事情だと今後はどんどんそういったところへ人が流れてしまってますます臨床の場が大変になるのかなぁと思っています。
実は今試験中でしてそろそろ登場はこの辺にしときたいかなぁとおもいます。(笑)お付き合いいただきありがとうございました。<(_ _)>
2006/10/01(Sun) 15:23 | URL  | とおりすがりの医学生 #wsGVfGpw[ 編集]
激しく横レスですが
>ラックスさま
横レスですが、ここのブログに(小さな文字ですが)長崎県の小児科勤務医に
アンケートした結果が出ていますので、ご参考まで。

http://chisato.cocolog-nifty.com/ci/2006/08/post_5cd5.html

因みに、勤務医と開業医ではやはり考え方が大きく違うと思います。
2006/10/01(Sun) 23:25 | URL  | 通りすがり #-[ 編集]
開業医と勤務医の違い、あるいは、科ごとの違いをご理解ください。私は勤務医ですが、少なくとも私の子供には臨床医になることを勧めません。通りすがりさんがすでに指摘していますが、長崎県内の病院小児科医のアンケートの結果を以下に引用します。

>今年3月、長崎県内の病院小児科医を対象にアンケートを行った長崎大小児科医局長(当時)の宮副初司医師は言葉をなくした。「子どもが医師になるとして小児科医を勧めますか」という質問に、「はい」と答えた医師が、58人中1人もいなかったのだ。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/ansin/an4c0101.htm


2006/10/01(Sun) 23:44 | URL  | NATROM #-[ 編集]
開業医がどうして子供を医者にしなければならないのか?実は子供が医者にならなければその医院、病院はつぶれてしまうからです。自分の代だけでは払いきれない借金を抱え、子供が医院、病院を継ぐことが前提で運営しているからです。まあ、それももうすぐ許されないことになりそうですが・・・
2006/10/02(Mon) 00:32 | URL  | 勤務医2 #vZbA1Su2[ 編集]
 ラックスうーマンさん、じゃりんこ知恵さん、私たちの仕事も私たちの分野について知らない人から受ける質問は時として、「何いってんの、アホちゃうか?」というものもありますよね。

 でも、質問をする方からすると、その人が客観的事実と思い込んでいる思い込みから来る純粋な疑問だったりするわけです。そんな質問にも丁寧に答えることから、我々の仕事に対する理解者を増やすことになるんですよね。

 とおりすがりの医学生さん、通りすがりさん、NATROMさん、勤務医2さん、コメントを寄せていただき有り難うございます。私にも勉強になりました。

 私の医療崩壊についての投稿はしばらく続く予定です。もしお暇なときがありましたら、覗いてやって下さい。そして、批判などありましたらコメントをお願いしたいと思います。m(_ _)m
2006/10/02(Mon) 22:13 | URL  | ばあば #-[ 編集]
医学部が人気なのはただ単に「最も難関だから」じゃないのかな?それほど深い理由があるとは思えないのですが。
 他の人より優秀であることを示したいから医学部に行って、受かって喜んで、数年後に実態を知ってがっかりする。自分の知る限りではそういう人が多いように見受けられました。
2006/10/05(Thu) 15:59 | URL  | 一一般人 #6urEx/7U[ 編集]
経験4年程度の医者では安心して患者の前には出しにくいですね。やっと「普通にやれば治る」レベルの患者を任せられる程度でしょうか。一人前となると10年は欲しいところです。10年経験すれば「自分では手に余る」の判断が冷静に出来るからです。自分で出来る範囲、能力の見切り能力も非常に大事で、これが出来ないと大惨事を招きます。
2006/10/05(Thu) 16:33 | URL  | Yosyan #Nnt4ifq6[ 編集]
 一一般人さんのおっしゃる

>医学部が人気なのはただ単に「最も難関だから」じゃないのかな?それほど深い理由があるとは思えないのですが。

 というのも、ありがちな理由のような気がしますね。
 私にしても、人様から奇特な人扱いされるけど、成り行きと「面白そう」という単純な理由から福祉業界に入ったんだし。私の周囲の同僚達も似たり寄ったりだし……

 あんまり熱い思いを持って臨むと、かえって挫折が早そうな気がするのは私の思い込みかしらん。距離感は必要だと思うけど。
2006/10/06(Fri) 11:02 | URL  | ばあば #-[ 編集]
>一人前となると10年は欲しいところです。10年経験すれば「自分では手に余る」の判断が冷静に出来るからです。自分で出来る範囲、能力の見切り能力も非常に大事で、これが出来ないと大惨事を招きます。

 Yosyanさん、ありがとうございます。
 そうですか、10年は必要なのですね。その10年間に様々な経験を積む必要があるわけですね。

 自分の能力を客観的に冷静に判断して実行に移すのに……10年かかる、納得できるけれども。

 一人前になるための10年間をまともに送ることが出来るシステムが、今は風前の灯火であるということ、先輩諸氏の経験から編み出された技術や知恵やコツの伝達が難しくなりつつあること、これが医者の卵達にとっての医療崩壊なのでしょうね。
2006/10/06(Fri) 11:37 | URL  | ばあば #-[ 編集]
>>ばあばさん
初めまして。
的確な医療の現状認識を、わかりやすい文章で綴ることができる才能にいつも敬服しております。

で、最も端的に、指導医がいなくなった研修病院がどうなるか、を体現したのが舞鶴市民病院ですね。
明日、10/7(土)22:00~23:30にNHK教育で放送予定の
ETV特集 なぜ医師が立ち去るのか~地域医療・崩壊の序曲~
http://www.nhk.or.jp/etv21c/index2.html
にも出てくるらしいです。
2006/10/06(Fri) 23:04 | URL  | 元田舎医 #mQop/nM.[ 編集]
 元田舎医さん、過分なるお褒めの言葉、ありがとうございます。この問題についてはこれからも続ける予定ですので、批判等ありましたらコメントをお願いいたします。

 鶴舞市民病院については、私も関心を持って見ています。

 しっかし、北海道のせたな町町長さんといい、鶴舞市長さんといい、どうして現状認識の足りない、想像力のない、理解力のない、人情の機微のわからない人がトップになるのでしょうねぇ。

 全国に誇れる病院や診療所の価値をわからない人って馬鹿だと思ってしまいます。

 そして、自分の発言が相手にどう響くのか計算の出来ない人をトップに持った住民がかわいそうだと、つい思ってしまいます。
2006/10/07(Sat) 21:00 | URL  | ばあば #-[ 編集]
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