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 医療には必ず限界があります。
 病気は必ず100%治るものではありません。
 どれほど頑張っても、必ず一定の割合で人の命は亡くなるものなのです。

 人の身体・精神というものは、今だすべて解明されてはおらず、
 なぜ亡くなったのかわからないケース、なぜ治ったのかわからないケースは
 ざらにあります。

 また、同じ治療を寸分違わず2人の患者に行ったにもかかわらず、
 片方は亡くなり、もう片方は治った、理由はわからない。といったことも、
 ざらにあります。

 病名がまったくつかないわからない症状というものもあります。
 
医療とは、それほど不完全なものである ということを我々ははっきり認識しておく
必要があります。


 さて、前回病院ドミノ倒しに付いて触れましたが、総合病院が倒れる前段階では
「院内ドミノ倒し」が起きていることを承知してください。

 病院内で産科医療が成り立つためには、最低限、麻酔科医・小児科医・内科医
が必要です。
 外科医療が成り立つためには、最低限、麻酔科医・内科医が必要です。
 内科医療が成り立つためには、最低限、外科医・麻酔科医が必要です。

 この組み合わせがない場合、比較的高度医療は成り立ちませんし、以前はあった
のになくなってしまう事態が生じると、それぞれの医療は院内で成り立たちません。

 つまり、小児科医が過労で潰れると、産科医は辞めてしまいます。
 麻酔科医が潰れると、外科医と産科医は辞めてしまいます。
 外科医が潰れてしまうと、内科医や外科手術が必要な科は辞めてしまうか、
医療範囲を狭めるしかなくなります。
 内科医が潰れると、外科医は辞めてしまいます。

 なぜこうなるかというと、現在の病院での医療というのはチーム医療だからです。
 高度な医療を病院内で行おうとすると、それぞれの科の医療が成立している必要が
あるのです。患者もそれを望んでいますしね。

 そして、病院の中でどこかの科が潰れるという事態を目の当たりに見た他の科の
医師の志気が、向上することは有り得ません。一気に崩壊はしませんが……


 さて、横浜市の堀病院の件があってから、助産師の指導の下での自然な出産が
以前にまして脚光を浴びるようになりました。

 が、助産師の指導の下での自然な出産があまりに強調され、産科医による医療とし
ての出産が「不自然な出産」として捉えられてしまっている、という現実もあります。

 以下は、医療従事者からの、
「自然な出産」「助産院での出産」等についての反応のごく一部の紹介です。


 産科医療の崩壊に危機感を持った女性グループが下記のような運動を始めました。
どうする?日本のお産 ディスカッション大会 ホームページ
http://do-osan.socoda.net/?q10

 あちこちでディスカッション大会を開催しています。
 で、その前の事前アンケートの中のある医師のメッセージを紹介します。
 (適時こちらで改行しました。)

【質問9】医療消費者に望むこと・できることはなんですか?

自然というものがどれほど残酷で厳しいものなのか、もっと深く考えるべきである。
アンケート結果をみると、自然なお産を望む一般の方々、中には助産師の方もいる
ようですが、自然というものを本当に理解しているのでしょうか?

その方たちは自分の子供が風邪をひいたときには、当然のごとく病院を受診させ
薬を処方してもらっているでしょう。しかし、これは自然なことですか?弱い個体は
淘汰される。これこそが本当の自然ではないでしょうか?

医療というものは、もともと自然に反する形で発展してきたものです。病気になった
人の苦しみ、周囲の人々の悲しみを取り去ることを目的として発達してきたものです。
周産期医療の発達も同様です。1950年代の妊産婦死亡率は現在の約30倍も高い
ものでした。

現在と比べると自宅出産が多く、無責任なマスコミが讃える自然なお産が行われて
いた時代です。お産による妊婦、新生児の死亡、周囲の悲しみをできるだけ減らす
ことを目的に、産婦人科医師の先達は不眠不休で頑張ってきました。

その結果、自然なお産からは程遠いものになったかも知れませんが、「お産は病気
ではない」と勘違いをした発言をする医療関係者がでるほど安全が確保されるように
なりました。

ですが産婦人科の医療現場で働く人間の実感としては、その[安全]ですら非常に
不安定なものです。

保障がない、1分先にはどのような悲劇が待っているかわからない不安に怯えながら、
出来る限りの万全の体制でお産に臨んでいます。

産科を扱う医師が加速度的に減っていき、残された産科医師への負担が急速に大きく
なっていく環境で、現場は疲弊しきっています。そして、また産科をやめていく医師が
増えていきます。

我々に余裕があれば、様々なお産の形に対する要望に応えられるのかも知れません。
しかしながら、もうそのような状況ではなくなってきています。

ですから、自然なお産を望む妊婦さん、自然なお産を勧める助産師さんにお願いです。
自然の厳しさを理解したうえで自然なお産を選択されるのであれば、どのような結果が
待っていようとも最後まで自分たちの責任で行ってください。

私自身はどこでお産をしても構わないと思っています。ただ、どうしようもない状態に
なってから、産婦人科に放り出すのはやめてください。
それに応える余力はもうありません。【九州/産婦人科医師】


【2006/09/07 13:03】 | 未分類 トラックバック(0) |

見当違いのレスかもですが
LIVE
お産、私は血液型がRh-で、前期破水で始まったりしたので、子ども産んだとき全然「自然」じゃない病院にしておいて良かったと思いました。子どもも(生後100日で分かったことですが)わりと重い心臓病だったので、自然な出産・医療だったら母子ともに今生存していたかどうかもわかりません。


もう13年も前の話ですが、当時だって「帝王切開で産んだなんて出産じゃないと言われた」と落ち込むママがいました。自然ってそんなにえらいのか?と、そのとき思いました。

帝切スレから
ばあば
LIVEさんに、2ちゃんねる育児板、帝王切開スレッドからおくります。

882 名無しの心子知らず sage 2006/07/27(木) 15:45:00 ID:kulUyCSY
子供は「母親の思い描く理想の出産」や
「母親の出産行為における満足感・達成感」のために生まれてくる訳じゃない。
子供自身の人生のために生まれてくるんだよ。

安全に生まれたい。
子供の願いはただそれだけ。
出産において母親が頑張ったかどうかなんて関係無い。
自己満足のために最も安全な選択肢以外を考えるなど思い上がり以外の何物でもない。

最も安全な方法で産むことが母親の使命。
その使命を果たしたならそれで充分。自分を誇れば良い。


子どもは、無事に産まれて、お母さんの胸に抱かれたい、それだけを望んで
生まれるのだと思います。

母子共に今、生きていることを喜べる、成長を喜べる
そういう出産をされて、良かったですね。

助産院で良かったという例もあるでしょう。
竹薮みさえ
LIVEさんのような例も勿論ある。それをどっちがベターかということを、判断する場がないということでしょう。
どっちのお産がいいと一律にいえないのは当たり前です。自宅で、助産院で、個人の産院で、大きな病院で。そのどれがいいのか、生まれてくる子ども、妊婦/産婦も、その家族、そして医療者もお産の主体としてお産を共有するということが理想です。その理想に足りないものは、時間とスタッフ。その二つを確保する財源ということでしょう。

その財源を国に依存するのか、行政が確保するのか、市民事業でやってみるのか、いろいろ展望はあると思います。
もしも竹薮が乗り出した時に、「素人に何がわかると居直らないよな?」とあの文章を読むと心配になるのです。でも、まあ、その場の文体に準じただけで、いざ市民と話すとなったら慇懃な口をきくのでしょうか?

辛口ずぎでしょうか?


ばあば
>もしも竹薮が乗り出した時に、「素人に何がわかると居直らないよな?」とあの文章を読むと心配になるのです。
>でも、まあ、その場の文体に準じただけで、いざ市民と話すとなったら慇懃な口をきくのでしょうか?

むふふふふっ……
ご心配めさるな。下記のサイトをご覧くだされば、杞憂であることがわかりますよ。

元検弁護士のつぶやき
医療崩壊全般
http://www.yabelab.net/blog/iryo.php

誰しも相手を見て物申すものですもの。


ばあば
私はROM専の2ちゃねらーの端くれでして、2chの利用方法はある程度わかっているんです。情報の取捨選択と楽しみ方を心得ていれば、とても有益なのですよ、実は。
そして、あそこは意外と年齢層が幅広いんですよ。
子供から老年まで利用しているんです。中心世代は20~40代でしょうか。

で、私が2ちゃんねる医療板(病院・医者板のこと)を注目するのは、板の住民に医師の方々が圧倒的に多いからです。
それも、現役の、医療の最前線にいる医師たちが。

そして、日本中のネット環境にある医師の方々がROMされているんですね。
2月20日の福島県立大野病院の件があってからは、特にそうなのです。
医師の方々の医療に対する危機感がそうさせているんだと思います。

そして医療現場の実際のところや、医師の方々がどう感じているのかの本音や愚痴、
最新情報についてどう考えているのか、背景にどんなものがあるのかetc よくわかります。
そしてそのことは、医療崩壊を考えるのに重要だと私は思います。

なぜなら、医師の方々は、医療に関しては主役の一翼を担っているのですから。
そして、今のところ医療制度に危機感を持っているのは、医師の方々だけですから。

日本の医師たちの世論を作るのも、多分ここだと私は感じているのです。

実際、福島県立大野病院の件では、刑事訴追されたK産科医に対する擁護運動を起こし、
ネット上でそのためのサイトを作り、K産科医の恩師の教授を動かし、10日ほどで6000人の署名と寄付金を集めたのです。署名の大半は全国の医師たちでした。

そして、全国の医師会から、大野病院の件についての声明を出させたのも、医療板の医師たちの働きによるのです。

医師のブログも増えてきていますが、私の感じるところ、皆さん医療板は要チェック としています。そしてね、こうやって私が感じていることを 当事者の一人であるだろう ある医師のブロガーも述べていました。

新小児科医のつぶやきhttp://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20060906
医者はネットで動く

(略)
この医者の参加率が異常に高いことが画期的なんです。これまで医者が診療科、病院、勤務医開業医の枠を超えてコミュニティを作った事は無いはずです。あったとしてもせいぜい同じ病院の気の合った同僚数人程度が精一杯です。その上、時間外にも不規則に長時間の勤務があり、本音で議論するなんて事はまずあり得なかったということです。

ネットはそういう多忙な医者の垣根を取り払ったと言えます。
(後略)

コメント欄でも
(略)
ネット抜きで、医者のそういう意見を噴き出される場が成立する可能性は皆無だったからです。パーセンテージとしてまだ低いかもしれませんが、医者が医療問題に関しての大勢を見に行く場として2ch医療板は相当な重みを持ち始めている気がします。この影響力は今後注目していく必要があります。』



LEIKO
ドクターたちはパソ通時代のフォーラムでも相当でかいコミュニティをつくってたんですよ。
そのお仲間が今はごっそり2ch医療板とmixiへ流れてるわけです。
彼らの多くは、ネットを介したやりとり(ネットだけのコミュニケーション)にそれほど抵抗なかったりする。そういうカルチャーがあります。まあ、ドクターに限らず、医療関係者は勤務時間が不規則だということもあって、ネット、メール、好きです。

ただ、ドクターの意見がそんなに貴重かというと、それはどうかな?という疑問もあります。質と効率の両方を維持、または向上させるのであれば、目指すところはチーム医療ということになると思うのですが、だったら医師からご意見拝聴しただけでは全然ダメだし、今までとあんまり変わらないだろうと思います。

そもそもその医師のご意見というのも相当心もとない。医師の大半が、何かモノを言うとなると、愚痴に堕ちる傾向があるような気がします。歴史的に労働闘争をしたことのない人種だから、かなと思ったりもします。医師会の政治的力によって今まで診療報酬とか決められてきたけれども、あれは労働闘争ではなくてある種の権力闘争だったわけで。

なんか、散漫なコメントですが、、、言いたかったのは、2chの医療板から何かに使えそうな木切れは拾えても木のことはわからない、ましてや森のことはもっとわからない、というつもりで、わたしはときどき2chの医療板を覗いております。


ばあば
 LEIKOさん、こんばんは。ばあばです。

>2chの医療板から何かに使えそうな木切れは拾えても木のことはわからない、ましてや森のことはもっとわからない、というつもりで、わたしはときどき2chの医療板を覗いております。

 玉石混合の2chを利用するにあたり、あなたのスタンスはもっともなものと私は思います。自分の目で見極めないことには、情報に振り回されるだけですから。

 さて、制度を改良するにしても、商品を改良するにしても、まずは問題点の洗い出しからはじめないと、上手く行かないのは当たり前 と思います。そして、問題点は、利用してみての苦情や愚痴や批判などで現されますね。

 医療制度の場合、患者側からの苦情やら愚痴やら批判などはマスコミにも取り上げられ、行政はその患者側からの世論を考慮に入れざるを得ません。

 では、医療関係者・医者側はどうでしょう?
 患者側の我々は、医者側の愚痴やら苦情やら批判などを理解しているでしょうか?行政は?

 LEIKOさんは2ch医療板を覗いているから、医者側から見た問題点を理解していらっしゃる。でもね、ほとんどの人は、医療が崩壊する確率が高くなっていることを知らないし、医者側がどんな問題を抱え、どう行動しているのかなんて、知らないんですよ。

 医者側は以前から色々と提言をしてはいるものの、それが表面化することはありませんでした。マスコミがこの問題を取り上げはじめたのは、そして、我々の目に触れるようになったのは今年になってからです。

 パソ通の頃というのは、それこそ知る人ぞしる世界でよほどの趣味人でないと見れなかったのです。ごくごく普通の庶民がそれらの情報に触れるようになったのは、ここ数年のことです。

 パソ通の頃から今に到るまで、情報は自分から検索しないと手に入らないものですから、興味のない分野に首を突っ込む人は少ないですし、まして、周囲に広める人は少ないものだと思います。

 パソ通の頃にはすでに、医者からの愚痴などの形から医療の問題点が話題になっていたはずですが、それが患者側に広がらなかった… 広がっていれば、ここまで酷くはならなかったでしょうね。

 医療は患者が主役、ということになっていますが、医療は医者がいないことには始まりません。医療制度は医者がいないことには成り立たないのです。

 だから私は2ch医療板を注目しているのです。そこで愚痴と共に出てくる医者側から見た問題点とソースの数々を自分の目で確認するために。

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ばあばさまから第2信です。今回は産科医療に限った崩壊です。

***以下コピペ************

 長野県上田市産院の存続運動を担った母親らでつくる「いいお産を求める母の会」のH
Pから、柳田邦男氏のメッセージを紹介します。

 また、このHPは存続運動を通じて色々な周産期医療の問題に目覚めていく母親達の軌
跡でもあります。


http://blog.goo.ne.jp/keep-s/m/200607
出産・育児ママネットワーク パムに改名◆前いいお産求める母の会
皆様の周産期医療・産科医療に関するご要望、ご意見をお聞かせください。合わせて私達
の活動記録です。


「お産ができない! 激減する産婦人科医」  
メールをいただいたので、掲載します。
 「人間の安全保障」上の大問題と感じます #$%&拝

柳田邦男(やなぎだ・くにお) 「現論」 

昨年春、島根県沖に浮かぶ隠岐の島を訪ねた。町民対象の隠岐学セミナーの講師を引き受
けたのだが、島の人々の悩みごとを聞いて驚いた。
「来年(つまり今年)3月でこの島には産婦人科医が1人もいなくなるので、その先は島で
お産ができなくなるのです」というのだ。

私は事態を想像し絶句した。自分がこの島の若者で伴侶が妊娠中だったら、と。出産の日
を待つとは、みずみずしい期待感に胸がふくらむ思いの日々のはずだ。誰でも胎児の定期
健診や出産を支えてくれる医療機関が身近にあるのをあたり前だと思っている。

島の若い世代は今後、どうするのか。隠岐の島々には約2万3000人が住んでいる。隠岐病
院の産婦人科医は1人だけだった。年間に約130件の出産がある。つまり医師1人が毎月10
件余りの出産を担当してきたのだが、高齢出産の増加により、難しい出産に直面すること
もある。

陣痛はいつ始まるかわからないから、医師は年間を通じて24時間態勢でいなければならな
い。難産後のケア、未熟児のケアもあれば、外来もある。息抜きもできない過労を強いら
れていた。最後まで頑張った医師が事情があって退職するというのだ。

▽米紙も報道
私はそのことが気になっていたので、最近になって、隠岐病院の運営に携わる人に聞い
た。やはりこの4月から産婦人科は閉じられていた。

出産は松江や出雲などの総合病院に行かなければならない。本土まではフェリーで約2時
間半、悪天候で欠航することが多い。出雲までの航空便は1日1便で満席が多い。妊婦は1
カ月位前から、本土に渡り、宿泊先で待機しなければならない。もう1人子がいると大変
だ。経済的にも精神的にも負担が大きい。

町では急ぎ予算を組んで、本土での出産者に宿代・交通費として1人17万円を補助してい
る。今年4月から11月までの出産者と出産予定者は70人に達している。この日本の異常さ
は、最近アメリカのワシントン・ポスト紙にルポ記事として大きく報道された。

この国は壊れつつある。続発する高級官僚、銀行、新興投資企業、一流企業などの不正事
件や、若者や少年少女の凶悪事件。その報道に接する度に、そう感じる。そこに、「安心
して子どもを産み育てられる」ための基盤さえが壊れ始めたのだ。

▽逮捕の衝撃
産婦人科医の減少が加速している。高齢出産などによる異常分娩(ぶんべん)や障害児出
産の増加の中で、産婦人科医が医療ミスを提訴される例が全診療科の中で一番多いため、
若い医師が産婦人科医になりたがらないのだ。とくに昨年福島県で帝王切開のミスを問わ
れた医師が逮捕、起訴された事件は、研修医や医学生に衝撃を与えた。悪意でないのに凶
悪事件と同じに扱われるのはいやだと。

毎年4月に全国の大学病院産婦人科に入局する新人医師数は、3年前までは300人前後だっ
たが、今年は100人近くも激減し213人だった。大学病院の産婦人科は自らの診療態勢の維
持が精いっぱいで、地域への医師派遣に苦労している。

産婦人科医が過労に陥らずに安定した診療を行うには、1病院に常勤医が2人以上必要だ。
だが、大学病院以外の病院・診療所の産婦人科医数は昨年7月現在で、1施設当たり平均
1.74人。1人きりの施設が多い。しかも、全国の産婦人科医の4分の1は60歳以上。10年後
を考えると、慄然(りつぜん)とする。

隠岐の島では町長らが医師探しに奔走した結果、県立病院が産婦人科医を増やして、今年
11月から隠岐病院に2人常勤態勢で派遣することになった。1人は海外で勤務中の島根出身
の女医で、ネットで事情を知り、帰国を決意したという。

隠岐の島の事態は全国に共通する。安心して子を産めない地域は若者に見捨てられ、荒廃
する。それは国土と精神の荒廃につながる。この国は言葉では郷土愛を謳(うた)うけれ
ど、未来を担ういのちの誕生を、本気で大事に考えているのか。国の少子化対策は、この
問題を視野に入れていない。出生率低下は進むばかりだろう。国、自治体、医療界、医学
教育界が挙げて取り組まなければ、手遅れになる。(ノンフィクション作家)

=柳田邦男氏の略歴=やなぎだ・くにお 1936年栃木県生まれ。東大経済学部卒。N
HK記者を経て作家活動に。災害、事故、科学、医療問題などをテーマに執筆。著書は
「マッハの恐怖」など多数。

以上、【信濃毎日新聞】への掲載は、06年7月2日朝刊


 柳田氏が後半で触れている「福島県で帝王切開のミスを問われた医師が逮捕、起訴され
た事件」とは、今年2月20日に逮捕・起訴された福島県立大野病院の産婦人科医の件で
す。

周産期医療の崩壊をくい止める会
http://plaza.umin.ac.jp/~perinate/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?page=FrontPage


 さて、この周産期医療の崩壊をくい止める会のHPのトップページには、下記の衝撃的
な声明文が載っていますので紹介します。

(引用開始)
神奈川県警による堀病院強制捜索に関して(2006/8/24)
 神奈川県警が堀病院を保健師助産師看護師法違反の疑いで強制捜索しました。

 助産業務を行えるのは、保健師助産師看護師法第3条・第30条により、医師・助産師
に限られています。

 このため、助産師以外の看護師が内診を行うことは、保健師助産師看護師法に違反する
という通達が、2002年1月14日及び2004年9月13日に厚生労働省医政局看護課長名で出され
ていました。

 しかしながら助産師不足の病院・診療所において、助産師資格を持たない看護師により
内診が行われる場合がやむをえず存在していました。

 この理由は、24時間365日対応が求められる産科現場において、助産師が複数勤務して
おらずかつ産科医師が分娩中の場合など、毎回の内診が助産師か医師によって行われるこ
とが現実的に不可能なためです。

 産科現場の現状と乖離した通達に対し、日本産婦人科医会をはじめ様々な団体から通達
撤回要求が出されている一方で、助産師・医師のみに内診を限るべきという意見もあり、
助産師数問題は、根本的な解決策である助産師数の増加にむけて助産師養成制度を改革す
る方向で、制度改革へ向け現在協議中でした。

 このような中、保健師助産師看護師法違反という容疑で、神奈川県警により強制捜索
が、神奈川県最大の分娩施設、堀病院に対して行われたのです。

 神奈川県の産科医療は、本事件を契機に崩壊する危険性があります。

(引用終わり)


 いかがでしたでしょうか。かなり衝撃的な予言が書かれています。
 しかしこれは、脅しでもなんでもなく、崩壊してしまうだろうと私は感じています。
 
 なぜなら堀病院では年間3000人の出産があるからなのです。仮にこの病院が閉院と
なると、3000人の妊婦さんが生む場所を失うことになり、出産難民となるからなので
す。残念ながら神奈川県でこの3000人の妊婦さんを受け入れられる施設はありませ
ん。県下のどの施設もギリギリだからなのです。

 また、堀病院が強制捜査されるのを目の当たりにした、これまで辛うじて産科医療に携
わっていた開業医院・診療所は産科を辞めるでしょう。ということは、あちこちに新たな
出産難民が出るということです。

 病院のドミノ倒し が起こるでしょう。
 どういうことかというと、一つの病院Aが潰れると、その病院が受け入れていた患者
は、次の病院Bに殺到することになります。しかしB病院に余裕があるわけではないの
で、B病院の勤務医達はただでさえ激務である勤務が、殺到するA病院からの患者の診療
が加わることでさらに過酷な勤務になり、堪えきれなくなったB病院の勤務医が潰れてし
まうのです。

 B病院が潰れると、A病院・B病院に受診していた患者達は次の病院Cに殺到します。
当然C病院が持ちこたえられるわけがありません。C病院が潰れると……

 このような過程を辿って、地域の医療が崩壊します。
 そして、他県に累が及びます。神奈川県の産科医療が崩壊したら、東京都をはじめ近県
に神奈川県から出産難民が流出することになります。しかし、東京都だって産科医療は
今、ギリギリの状態ですから……

 
 では、次回は木曜日あたりになります。

***以上コピペ************

とにかく、身近な調査が必要です。
今日、早速、竹薮の所属する組織の東京と神奈川での調査を依頼しました。
たとえば、今竹薮の生活エリアでお産のできる2軒はどういう状況にあるのか。
そういうことを調査する。そこでお産した人を取材する。

一地方自治体で50サンプルとして、東京だけで2000近く集まると思います。
医療者にも調査しましょう。それでかなりわかると思います。

戦争は悲惨だ、いやだつらい、と言ってるだけでは戦争はなくならない。それと同じです。
医療者の発信を意味あるものに読み替えていく作業が必要です。そこから提案が生じます。
ROMのみなさまも、話を聞ける医療者がいたら、話を聞いてみて下さい。そして投稿して下さい。

【2006/08/28 22:35】 | 未分類 トラックバック(0) |
ばあばさまからの投稿を掲載させていただきます。
医療の問題は重要です。
子どもを産めない。子どもを育てられない。歳をとれない。看取れない。

そのためには、市民の意識も重要です。まず事態を知ることから始めましょう。ばあばさんを道案内に、皆さまからもコメントを頂きながら、考えていきたいと思います。

***以下コピぺ(改行の改変あり)**********
・始動 統合病院 高知医療センターの挑戦
http://www.kochinews.co.jp/rensai05/05tougoufr.htm

ざっと目を通してください。現状の各県の取り組みの中では、まだしもなものと思います。
まぁ、色々山積みの課題があるのですけど。

・僻地医療の自爆燃料を語る スレッドのまとめサイトです。
 有志による過去スレ倉庫 http://ssd.dyndns.info/chiikiiryo
 ほぼ医師が書き込んでいます。その他に看護師・技師と一般人も含まれますが。

 2ちゃんねるの中では安心して読めるものがほとんどですから、大丈夫かと思います。
勤務医の生の声が読めますよ。

 看護師は、自治労など組合活動もありますから、過酷な勤務ですが、休日が
医師よりも保障されています。酷い勤務ですけどね。

 医師は、はっきり言って休みの日がありません。休日といえどオンコールです。
 つまり、電話一本で病院に駆けつけなくてはならないと言うことです。
 で、実質週80時間の勤務です。人によっては週150時間だったりします。

 そして、その勤務状況を医師以外の人は、誰も問題にしません。
 当たり前だと思っています。行政も患者も。
 すごいでしょ?
 竹薮さまは、出来ますか? わたしゃ、はっきり言って無理です。出来ません。

 医師会は開業医のものであって、病院に勤務している勤務医にとっては、なくて同然の団体なのです。医師会は勤務医に目を向けていませんから。

 医療崩壊は、医師の志気が低下しているから起きている と言えるのですね。
 勤務医の方々は、バーンアウトしているのですよ。
***以上コピぺ(改行の改変あり)**********

ばあばさん、ありがとうございます。
二つ目のリンクはSAFARIではよめません。IEは大丈夫でした。
河北新報の記事になってしまうかたは、IEでよんでください。最初に文字化けがあってもリンクされていると思われる部分をクリックすれば過去スレが読めます。

ちなみにDQNとは非常識な愚か者。QOMLとはQuority of my life でQOL Quority of life の類語。患者の生活の質にたいして、医療者の生活の質も確保せよという考え方からくるようです。しかし膨大ですよね。かつ2ちゃんを読み馴れない竹薮にはかなり苦痛です。まとめスレとはいえ、やっぱ諸個人の投稿の羅列なんで、分類して解釈して傾向分析などをするにはなかなか困難ですよね。そのこと自体に問題が見えるように思います。

以下雑感
医療関係者のまとまった調査など行われていないのか。
かなり大規模な母集団に対するアンケート調査の分析などはでていないのか。その出てないことが問題を示しているともいえる。また、医療者そのものがこんなになるまでただただ仕事をしていたということもある。厳しいようだけども。困っている人が発信しないと問題はみえない。しかし、医者はそうしなかった。それはなぜ?

そこに医者という仕事の特殊性がみえるように思う。
ここまで来ても、発信が2ちゃんにしかないのは、彼らが忙しいからだろうか。ならば彼らの妻は何をしているのか?あるいは公立病院なら自治労か、地域の労働組合とのネットワークが可能だと思うが、それはどうか。さらに、患者との共闘をしかける医療者はいなかったのか。看護師の組合からの発信はないのか。そういう形の発信がなく、ただただ2ちゃん用語にうめられている、ハテナの出産難民でも外部リンクのすくないこと。もうすこしググってみる必要がある。さらにネットにアクセスしない医療者の声はどうか。ともかく議論として有効なテキストがすくなすぎる。本も小松さんの本の他には?という感じ。本屋さんにいかなきゃいかんなあ。

一般サラリーマンも80時間くらいは平気で働いている。日本のサラリーマンの平均家庭滞在時間は9時間を切る。15時間は外にいる。そして通勤に2時間として13時間働くので、×6で78時間だ。これが平均だ。もっと多い人が半分いるということだ。うちの夫も12時間は働いている昼休みも給食指導だから、休みはない。土日の休みも部活や事務作業で出て行く。下手すれば3週間休みなしなんてことも、ままある。仲間内の会議もままならず、かつ若手の教育もできないという。夫は活動のセンスがあるので、仕事のなかに、保護者やインターンシップを企画して位置づけ、仕事を外に開いていくようにしているが、それだって仕事は増えるのだ。なんとも。

とにかく日本のサラリーマンは働き過ぎだ。勤務医とはサラリーマンってことだから同じ事情なんだろう。しかし、医者は命を預かる職業だから、それでいいはずはない。150時間は7で割っても20を越える。これは犯罪だ。

ともかく、患者やマスコミはDQNだ。が結論ではいかにも貧しいではないか。
俺等はこんなに一生懸命やっているのに、間違いも許されないのかと叫ぶに加えて、患者との共闘をめざす方向はないのか。ともかく、徹底的に吐き出してデータを集積しなければ。

医療社会学、医療経済学という学問分野があったと記憶するが、そういう人たちのフィールドワークはないのか。

患者の意識の点では最初にかいた尊厳死問題とのリンクが有効だと思うが、その辺はどうか。

メモで申し訳ないが、現時点で考えられる範囲は以上です。



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【2006/08/25 01:32】 | 未分類 トラックバック(0) |


ばあば
竹薮様、こんばんは。ばあばです。

>まとめスレとはいえ、やっぱ諸個人の投稿の羅列なんで、分類して解釈して傾向分析などをするにはなかなか困難ですよね。そのこと自体に問題が見えるように思います。

2ちゃんねるは特に ですが、レスの多い掲示板はディスプレイを介しての大勢での会話・議論です。会話ですから、途中から会話に参加される人もあるので、話はあちこちに飛んで当たり前なのです。
ひとつのスレッド(1001のレス)をまず、ざっと読んでみてください。その後で分類されればよろしいかと……

また、紹介したまとめスレは、「僻地医療」とあるように、地方に赴任された勤務医の方が多いので、同僚と愚痴を言い合うわけにも行かず、家族に話せるものでもなく、まして患者や行政にはいえない…といった状況もあり、それでも目の前の患者さんに全力を出そうとすれば、2ちゃんねるでストレス発散しないことにはやってられない状況もあるようです。

>医療関係者のまとまった調査など行われていないのか。
>かなり大規模な母集団に対するアンケート調査の分析などはでていないのか。

そのような問題意識を勤務医達に向けて持つ人など、今までほとんどいなかったのですから、たぶん過去にそのようなものはなかったと思います。

>医療者そのものがこんなになるまでただただ仕事をしていたということもある。厳しいようだけども。困っている人が発信しないと問題はみえない。しかし、医者はそうしなかった。それはなぜ?

簡単です。実態とはかけ離れたイメージを持たれているからですよ。

「医者は大金をもらっている金持ち 」
「豪邸に住み、贅沢な暮らしをして、休暇も優雅に過ごしている」
というイメージを、世間は医者に対して持っているからです。マスコミもそのように煽っていますしね。そして、マスコミは必ず「悪いのは医者!」と決め付けていますし。

そのようなイメージを持たれている病院勤務の勤務医達が、現実を訴えて果たして、まともに聞いてくれる人が世間に何人いますか?

へたすりゃ、「それは医者の我侭だ」「怠慢だ」「医者は『仁術』だろう」といわれるが落ちですよ。物言えば唇寒し です。それに、言っても聞いてくれないしね。今年の6月くらいまでは、マスコミは医者を叩く事しかやってません。

>ここまで来ても、発信が2ちゃんにしかないのは、彼らが忙しいからだろうか。

はい、とても忙しいです。月5~14回当直があります。当直の日とその翌日は、36時間勤務になります。その翌日は通常勤務です。ネットにコメントを残す程度の細切れの空き時間しかありません。下手すれば月1~2回オンコール付の休日があれば御の字でしょう。

>公立病院なら自治労か、地域の労働組合とのネットワークが可能だと思うが

自治労も地域の労働組合も、持っている医者のイメージは世間と同じです。医者は権力者ということになっているようです。また、自治労が医者不足についてやっている活動は、「医者をよこせ!」という、単なるクレクレ活動だけです。病院の勤務医達の労働実態など、彼らの眼中にはない ようです。

>一般サラリーマンも80時間くらいは平気で働いている。日本のサラリーマンの平均家庭滞在時間は9時間を切る。15時間は外にいる。

サラリーマンは人相手(入院患者・重症で飛び込んでくる患者・施設の利用者さんなど)の夜勤や宿直をされたことがないので、たぶん理解するのは難しいかもしれません。

勤務医達の当直と比べれば天国の、私の重度知的障害児・者施設での夜勤でも、日勤(7時45分~4時まで)で23時まで残って仕事をするのと比べれば、はっきり言ってキツイです。

私の場合、朝9時から翌日9時半までが勤務です。仮眠は23時から5時まであります。でも、仮眠のとき30m先の部屋の小さな物音に目が覚めます。それくらい気が張っているのです。自宅では震度3の地震ですら気がつかずに寝てるんですけどね。

利用者さんが寝てくれなければ、職員は利用者さんが寝るまで仮眠時間であろうと起きてます。先週はおかげで徹夜でした。自分の書類仕事もおちおち出来なかったです。気になって気になって……

私の場合、夜勤明けの日は非番でうちに帰れます。で、夜勤明けにちょっとややこしい書類を書き込んでるとミスが出るんですよね。日勤のときよりも……

病院の勤務医達は、当直の夜といわず夜中といわず、病棟や救急車で搬送された患者さんたちの手術・治療・診察をこなした上、翌日は非番にならず夜23時あたりまで、診察・治療・手術をこなし、その翌日も通常業務に就かれるわけです。正直言って、笑顔を作るのさえ努力が必要になりますよ、こんなんじゃ。

>ともかく、患者やマスコミはDQNだ。が結論ではいかにも貧しいではないか。

確かに貧しいです。でも、そういう状況におかれているのが、今の病院勤務医達なのです。疲労困憊しきった勤務医達にそう云わせる状況がある 。その打開策が「逃散」なのです。

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尊厳死の話から始めたいとおもいます。

竹薮は尊厳死賛成派でした。
でも、蟻の兵隊を見て以来、反対になりました。
脳死は元々反対だったんだけども。

脳死にかんしては「人間は資源ではない」という意味で反対です。
でも、尊厳死は自己決定だからいいんじゃないかと思ってたわけです。でも、蟻の兵隊をみて反対になりました。宮崎参謀のシーンのせいです。(そういえば、ブログ等にも見たという@こねんとよせられないんですけど、見て頂けました?皆さん、ほんとうに見て下さいね)人間が自分が行きている意味を自分でわかってりゃせんのだと、あのシーンをみておもったわけで、本人も気付いておらずとも、その人には生きているいみがあるんだ、それなら尊厳死などもっとのほかだと。大体がなんで尊厳死したいかというと、より良く死ねないから、つまり終末医療の貧しさから尊厳死という問題がでているわけで、より良く死ねるなら、だれが尊厳死したいだろうかと思い至ったわけです。

そう思ったら、脳死の法制化、尊厳死の法制化という問題が、実は個人にとっていい問題ではなく、国家の効率なんではないかと思い至ったわけで。幸い、観る会の退潮のLeikoさんは医療問題に関してのフリーライターでその手の問題には詳しいので、おしゃべりがてらいろいろ聞いてると、やっぱ国家の誘導なんじゃんということが明らかになるわけです。

何で尊厳死か。さっさと死んでくれた方が安いから、ですね。
介護保険の改正も安くするためですね。
逆に、では
たとえば、いい死をむかえるためには今の何倍も看護師さんが必要なんでしょうけども、看護師がいない。げんに働いている看護師の3倍も有資格者はいるそうで、その人たちが皆仕事をすれば、もっといい医療を提供できるでしょう。それなのになぜ働かないか。きついからでしょう。きつさ、責任と労働報酬のアンバランス、その結果、労働現場はもっと悪くなる。それが医者にまで及んできたのが、現在の事情なんでしょう。

イギリスの状況のリンクがありましたが、あれは何年頃の話なんでしょうか。
教育に関して調べたとき、かつてサッチャーのころに改「悪」したものが、ブレアになってもう1回立て直しにかかっていて補助金のだし方その他、システムの洗い直しをして随分とよくなったということでした。イギリス病のときもひどかったですよね。サッチャーの改革の前の話ですけども。おそらく医療についても同じ事がいえるのでしょう。

産科医療、僻地医療、高齢者福祉、障害者「自立支援」法、あるいは障害者への優生学的対応など、問題は同根だと思います。

そして、医療崩壊の対応策として、尊厳死の法制化があるわけです。
common disease(普通の病気)の重症患者は「自己決定」で尊厳死せよと。

冗談じゃないですよ。
リビングウイルとかで、尊厳死使用と思って書類かいた方々、そんな書類はひっちゃぶいた方がいいです。国家に誘導されて「自己決定」してはいけません。

というわけで、
たとえば、自衛隊を1日イラクに派遣して1日6000万です。3年間で650億です。それでフランスのNPOの7倍の経費だといいますから。七分の一をフランスのNPOに援助して、あとの7分の6を国内で他のことに使う。そういうのは女の浅知恵でしょうかね。もちろんそれが可能になるのは外務省の外交能力によりますが。

この問題は継続にして、竹薮も勉強したいと思います。
そしてわかった事を書いていきたいと思います。
ばあばさま、2ちゃんを読むのは読みなれない一般人には大変な事です。ですから、お手数ですがばあばさまが、整理、まとめをしていくつかの論点ごとに原稿にしてくださり、竹薮あてメールでおくっていただければ、それを「どーもdeこーも」の継続コンテンツとしてアップできます。そういうのはいかがでしょうか。ご一考ください。


【2006/08/20 01:11】 | 未分類 トラックバック(0) |


ハナ
尊厳死かぁ。。あまり考えた事なかったけど。。昔は医療も発達していなかったから自然に弱ってだんだんと死を迎え入れる事が出来たのかなぁっと。。。現代医学が発達したからこそ尊厳死と言う言葉が出来たのかな??
自然に逆らわずにゆっくりとに執着をすててのんびりと寿命を受け入れる事が出来たらいいのにな。。でもやっぱり病気になったらできる限りの事をして治療したいと思っちゃう。
なぁ~んて勝手なコメントごめんなさい<m(__)m>。。


竹薮みさえ
>ハナさま
現代医学が発達してないから尊厳死なんですよ。
現代医学は技術はあるんですよ。技術自体は。でも、その技術をいかすためのシステムがないわけです。
技術を学ぶ場も、技術を支えるスタッフの数も。技術を生かすための条件がまったくそろってないわけです。
で、医療過誤や事故が怒ると、医療の倫理とかいわれて個人のモラルの問題にされてしまう。医療者としては承服できないでしょう。
だから例えば看護師は、資格がありながら看護の仕事をせず、パソコン入力だの普通のパートの仕事をする。
そうすると普通の重症患者は病院で管にまかれてほったからしになる。
そうすると家族の負担が増えて
だったら尊厳死する

悪循環ですよ。
医療がちゃんとすれば尊厳死しなくても尊厳生できるはず。
それがハナさんのいう執着せずに寿命を受け入れるということだと思います。



参考資料です。
ばあば
医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か (単行本) 小松 秀樹著 朝日新聞
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4022501839

必読 と思います。ぜひご覧ください。このサイトのページのコメントもじっくりお読みくださると、本書の内容の一部と医療者の反響がうかがい知れます。本書にはイギリス医療の現状の記述もあります。

>イギリスの状況のリンクがありましたが、あれは何年頃の話なんでしょうか。
>教育に関して調べたとき、かつてサッチャーのころに改「悪」したものが、ブレアになってもう1回立て直しにかかっていて補助金のだし方その他、システムの洗い直しをして随分とよくなったということでした。

 ブレア首相になってからの出来事です。3~4年前のことらしいです。
 サッチャー首相のとき、医療費が大幅に引き下げられました。そのため、医療現場が荒廃してしまったのです。

 ですから、ブレア首相は大幅に医療費を引き上げたのです。が、一度落ちた医療者達の士気(やる気・モチベーション)はまだ、あがっておりません。したがって医療の質も低下したままです。

「死産」を届け出たら「業務上過失致死」? 産科医をやめます
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2006/08/post_ee1d.html

衆院厚生労働委員会奥田先生発言(必読!)
http://plaza.umin.ac.jp/~perinate/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?page=%BD%B0%B1%A1%B8%FC%C0%B8%CF%AB%C6%AF%B0%D1%B0%F7%B2%F1%B1%FC%C5%C4%C0%E8%C0%B8%C8%AF%B8%C0

看護師についての、元検弁護士のつぶやき 医療崩壊に対する制度論的対策について(その2)から
http://www.yabelab.net/blog/2006/08/17-200722.php

病床当たりの看護師数が不足しているのは高齢化が原因ではない.診療報酬における規定が長い間不変であったからである.規定にはいくつかのランクがあるのだが,日本の最高ランクでさえ,ヨーロッパの半分,アメリカの四分の一であった.(日本における医療過誤の最大の原因がこれである,といのげは思っている)
ベッド当たりの採用枠そのものが足りないのだから人員が足りるわけが無い.今年4月より多人数の規定が新設され,3割ほど増強された.このため,都市部の大規模高度医療施設が大量採用に踏み切り,看護師不足に拍車をかけている.現状で看護師の数が不足しているのではなく職場環境が劣悪なので職場に定着しないののだ.
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2006/0612/nto0612_2.asp?rss=20060612
(略)
Posted by: いのげ | 2006年08月20日 02:21 (Top)


 竹薮様、明日は夜勤なので、とりあえず参考資料を上げておきます。
 次回は明後日になります。メールを送りますね。

 なお、
 「死産」を届け出たら「業務上過失致死」?産科医をやめます というテーマのページは2ちゃんねるの病院・医者板 「産科医絶滅史第14巻 〜逃散期医療センター」というスレッドの中の書き込みを取り上げてのものです。

 このスレッドの「逃散」とは、
本来は:中世以降の農民闘争の一形態。領主への抵抗手段として、一村を挙げて耕作を放棄し、山野や他領へ逃亡したこと。とうさん。
 のことですが、医療関係者の間では 病院を辞める事を指します。逃散=ドロッポ


LEIKO
あーやっと思い出した!

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4260127209/kodoku-22/503-8782929-0689531
にイギリスの医療崩壊とそこから立ち直りかけのことが、書かれてあります。
わたしは、小松さんの御著書に比べて近藤さんのほうが冷静で数字の読み方などなど、共感できる部分が多かったです。


ばあば
LEIKOさん、はじめまして。ばあばです。

近藤教授は、衆院厚労委員会2006/4/25で、国際比較による、日本医療の優位性を述べられています。

周産期医療の崩壊をくい止める会の国会質問一覧からご覧になれます。
http://plaza.umin.ac.jp/~perinate/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?page=%B9%F1%B2%F1%BC%C1%CC%E4%B0%EC%CD%F7

しっかし、この有益な話が議員さん達の頭に響かなかったような気がしますね。
その後の展開を考えると。


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